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火車迷的臺灣旅遊

〜台湾を鉄道で旅する〜

高雄市内の天公廟

高雄市内の天公廟。台湾の廟はどこも美しい装飾で彩られている。

最後に

あとがきにかえて

台湾の旅の過程を長々と書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。 拙い文章ではありますが、台湾の鉄道の楽しさ、そして台湾の素晴らしさが少しでも伝わったのであれば幸いです。

台湾を鉄道で旅するというのは非常に楽しい経験でした。 日本ではもはやほぼ不可能である、客車での旅が楽しめるというのもそうですが、ローカル線の旅情、美しい車窓風景など、旅が好きな人には堪えられない魅力が詰まっています。 鉄道ファンであれば、まだ残るタブレット閉塞や各種の鉄分が高いアイテムが数多く残っていることに興奮することでしょう。

但し、ここに書いたような鉄道の旅がいつまで出来るか、と考えると、いつまでも出来るというわけにはいかないという結論になると思います。 台鐵でも合理化はどんどん進められています。 西部幹線のダイヤは既に電車がその殆どを占めていますし、東部幹線でも徐々に電化が進んで、客車は消えてゆくことになるでしょう。 電化が進まなくても、現在の支線のように客車が気動車に置き換わることは十分に考えられます。 今回、支線で利用した新型気動車は確かに快適ですが、旅情を楽しむという意味ではやはり少々物足りないのも確かです。 最後尾の車両のデッキドアを全開にして楽しむ旅が出来るのは、もしかするとあと数年かもしれません。

台湾では日本と違い、路線や頻度の面で鉄道の便が必ずしも良いとは言えません。 観光地へと移動する場合はバスを利用することが多いでしょうし(バスでないと行けないところは山ほどある)、都市間移動でも安価なバスを利用することが多いかもしれません。 また、各種ガイドブックも鉄道よりバスでの移動を奨めていることが多いようです。

しかし、台湾へ行くのであれば是非鉄道での旅も味わって欲しいと思います。 パッケージツアーなどでは難しいかもしれませんが、ちょっとした工夫で鉄道を利用することは十分可能です。 例えば、太魯閣峡谷へ向かう片道を鉄道にしてみたり、高雄に 2 泊の予定があればそのうち 1 日を知本温泉で過ごす(勿論、鉄道で移動して車窓から美しい海の眺めを楽しむ)などは簡単に出来ると思います。 3 泊 4 日のスケルトンツアーの中 2 日を阿里山に当てるのもよいでしょう。 登りを鉄道にして(下りは眠くなるから)、じっくりと植生や緑のパノラマを楽しむのも格段の贅沢ですし、祝山から見る御来光は一生モノの感動になると思います。 日本円にして僅か 100 円の「旅客列車時刻手冊」を眺めながら、あれこれプランを立てるのも、それはそれで楽しいものです。

この文章を読んで、一人でも多くの人が台湾や台湾の鉄道に興味を持って頂けたのなら、筆者としてはこれほど嬉しいことはありません。 ぜひ台湾で、鉄道の楽しさを発見してほしいと思います。