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火車迷的臺灣旅遊

〜台湾を鉄道で旅する〜

南無阿弥陀仏

「南無阿弥陀仏」と大きく書かれた仏具店(本文参照)。

第 8 日目: 台北市内

コインロッカーと一日乗車券

朝 8:00 にホテルをチェックアウトし、荷物をコインロッカーに納めるべく台北車站へ。勿論 MRT を使用。

コインロッカーは台北車站の地下 1 階にあるが、大きな荷物が入るロッカーの数は限られているので注意したい。 ちなみに料金は日本並で、小が 50 元、大は 100 元。 現在、50 元硬貨には新旧 2 種類があるが、殆どのコインロッカーは新硬貨しか受け付けないようなので、事前に準備しておく。

一日乗車券専用の出入口

団体券 / 一日乗車券専用の出入口。

さて、身軽になったので早速観光活動に入ろう。 台北車站で MRT の一日乗車券を 150 元で購入し、今日一日の足を確保した。 一日乗車券は磁気カードではなく、係員の監視の元に開閉される特別な出入口で検札を行う。 だが、これは正直なところ非常に不便。 いちいち係員に乗車券を見せて出入口を開けて貰わなければならないし、係員がいない場合はそもそも站から出る方法がない。 確かに割安なのだが、何とか改善を求めたいところだ。

台湾の朝 〜 圓山にて

台北観光の手始めとして、まずは圓山へ向かう。 この地区には有名な孔子廟を始めとして寺院や廟が多く、御隠居ツアーには最適なポイント。 勿論、極採色の凝った装飾が施された建築物は御隠居でなくとも一見の価値がある。 ただこれらの寺院や廟は同時に台北市民憩いの場でもあり、胡弓を弾きながら日本の歌を歌う人やバドミントンに興じる人、剣舞をする人や写生をしている子供達など、いろいろな人が集まって来る。

圓山車站

MRT 圓山車站。分かり難いが屋根は瓦葺であり、周囲の景観とよくマッチしている。

MRT 淡水線は民権西路を出ると地上部分へ出て圓山へ到着。 近くにあった臨済護国禅寺を拝観し、ついでにここで圓山車站の写真を撮影。 その後は孔子廟や保安宮など、一帯の寺院や廟を拝観する。 孔子廟というのはその名の通り孔子を祭った廟で、日本で言えば天神様だ。 受験シーズンには数多くの学生が参拝するらしい。 廟の中では様々な人々が思い思いの時間を過ごしており、何とものどかで平和な、気持ちのいい空気が流れている。

一通り見て回ったところで朝食。 台湾の代表的な朝食である油条と豆漿をまだ食べていなかったので、近場の屋台で注文してみる。 油条は硬めの揚げパン、豆漿は甘く味付けをした豆乳だが、この組み合わせが何ともしっくりくるのだ。 油条は独特の食べ応えがあるが食べ飽きない味だし、豆漿はこれまで豆乳が苦手だった私にもおいしく味わえる。 素晴らしい。

ところで、圓山で巨大な「南無阿弥陀仏」が書かれた仏具店(?)を発見したので、思わず撮影してしまった。 ここに限らず、台湾では街のあちこちで「南無阿弥陀仏」の文字を見る。 何だか暴走族の溜まり場のような気がしないでもない(考えすぎ)。

中正紀念堂

MRT 中正紀念堂站

MRT 中正紀念堂站。ここも周囲の景観とマッチするような工夫がなされている。

次は中正紀念堂を観るべく、MRT で南側へと移動。 幾つかの旧い建物を見てまわった後、本命の中正紀念堂へ。 堂は中正公園の奥にあり、公園の両側には音楽堂などがある。 紀念堂、各堂、そして正面の門、いずれも噂に違わず巨大で堂々とした建物だ。

紀念堂内には巨大な蒋介石の座像が安置されているのだが、この像の両側には二人の衛兵が近侍している。 しかしこの衛兵、銃剣を構えたまま微動だにせず、本当の人間かどうか疑わしく思った程。 棒で「つんつん」としたくなるような衝動に駆られたが、そんなことをした日には銃剣でざっくりやられるのがオチであろう。

地下には蒋介石の偉業(?)を示す写真やアイテムなどが展示されている。 館内の展示を見ているうちに、蒋介石という人物について思ったほど詳しく知らなかったということに気が付いた。 日本に帰ったらもう少し調べてみることにしよう。

いざ、煩悩ツアーへ

紀念堂を一通り見た後は予備校街である南陽街をぶらぶらする。 ここは予備校生が集まるところで、食堂も「安い、早い、多い」という感じ。 食事をした後は適当に食べ歩きながら、台北車站南部の地区を建物見物。 レンガ作りの総統府は有名だが、台湾大病院や台湾省旅酒公売局も見ごたえがある建物だ。 もし JR 東京駅を見て「素晴らしい」と感じることが出来る感性の持ち主であれば、訪れて損はない。 それ以外にも台湾銀行や司法院など、古くて重厚な建築物がそこかしこに残っており、大満足。

国軍歴史文物館は残念ながら閉館していたので、そのまま中華路を北上してタワーレコードへ。 まずはここで CD を買い漁る。これも今回の旅の大きな目的だ。 基本的に日本で仕入れることが出来る台湾の音楽情報などある程度限られたものなので(熱心な人はかなり熱心にあちこちから情報を仕入れているようだが)、現地で CD を買うときはジャケット買いか、「売れているモノ」を選んで買うか、知っているアーティストの昔のモノを買う、のどれかのパターンだ。 今回は旅行中に TV を観ながら仕入れた情報を元に数枚をピックアップ。後は相変わらずジャケット買い。

続いては重慶路で本屋巡り(やることが日本での行動と変わらないなぁ)。 日本を出るときは考えもしなかったのだが、鉄道関係の書籍を仕入れるべく書店中のあちこちの棚を移動して、それらしいコーナーを探し出しては鉄道関係のタイトルを漁る。

ちなみに台湾でも計算機関係の書籍のコーナーは大きく取られている。 Active Directory の書籍やら Windows Me の入門書やら Linux 本がところ狭しと並んでいるのは日本と同じだ。 ただ、タイトルはびっしりと漢字。人によってはこのほうが理解しやすいかも? 年配の方でもこれなら何となく親近感が沸いて、「でぢたる・でばいど」も解消…なんてことはない。

再び中正紀念堂

4:30 頃、衛兵の退場を見るために再び中正紀念堂へ移動する。 ただの退場ではなく、非常に見ごたえがあるというものなので、日本でもこれは絶対にチェックしておこうと決めていた数少ないポイントだ。

4:50 頃に中正紀念堂へ着いたのだが、堂の前は既に黒山の人だかり。 今日は土曜日だけあって、かなりの人が見に来ているようだ。 人の隙間から何とか退場の様子を見ることが出来たが、これは本当に一見の価値がある。 待機している二人に加えて、後から登場する三人の計五人で退場するのだが、靴を鳴らしたりオーバーな動作をとったり銃剣を回したりと、まるでゼンマイ仕掛けの兵隊のようだ。 余裕を持って早めに堂へ到着しておき、最前列をキープしておくことをお奨めしたい。

最後の夜はのんびりと

一旦台北車站に戻って、荷物を取り出してホテルへ。 今日の宿は初日と同様、日本で予約しておいた金府大飯店。 初日に泊まった部屋よりも感じがよい部屋で、ゆっくり休めそうだ。

さて、夜はどこかの夜市にでも繰り出そうかと思ったが、雨も降ってきたし疲れているので、近場で食事をして職場向けのおみやげを買うに止め、ホテルでのんびりしながら今日までに買い集めたお宝(鉄道関係の書籍や CD など)を開けて楽しむことにする。 結局、一日乗車券は元を取るほど使わなかったが、まぁ良しとしよう。

翌日の飛行機は 9:20 などというとんでもないものである。 7:30 に空港に着いていれば大丈夫だが、何かあった場合のことを考えて少し早めに着いておきたい。 荷物を纏め、明日に備えてさくさくと就寝。