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inetutils.README

inetutils は GNU による一般的なネットワークユーティリティ及びサーバのコレクションです。 本文書は、Cygwin 本家から提供されている inetutils パッケージ (バージョン 1.3.2)に含まれている inetutils-1.3.2.README の日本語訳です。

このパッケージは Cygwin 1.5.x に対する inetutils-1.3.2 の実質的な移植です。

このリリースの元となったのは Sergey Okhapkin による移植版です。

現在の Cygwin リリース、そして特に Windows NT サービスマネージャ及び NT セキュリティと共にスムーズに動作するように、追加のパッチ類を適用しています。

(訳注: 原文では、ここに変更履歴が列挙されています)

重要な機能に関する概略

プログラムを起動する前に、/etc に置かれる設定ファイルを最初に生成する必要があります! inetutils を最初にインストールした後で、

iu-config

を一回実行して下さい。これにより、幾つかのファイルが作成されます。

/etc/inetd.conf
inetd の設定。マニュアルページを参照して下さい。
/etc/shells
許可されるログインシェル。
/etc/ftpusers
ログインを許可しないユーザのリスト。 デフォルトでは「ftp」と「anonymous」が設定されています。
/etc/ftpwelcome
ftp サーバへのログイン後に表示される、ユーザ歓迎メッセージ。
/etc/motd
ログインの成功後に ftp が表示する「今日のメッセージ(message of today)」。 login(1) もログインの成功後にこれを表示します。

対話的に telnet / rsh / rlogin セッションを開始するには、 別のパッケージ(Cygwin の標準的なネット配布の一部分です)に含められている /bin/login.exe が必要です。

Windows 95/98 システムでは、 login パッケージと crypt パッケージをインストールする必要があります。

セキュリティに関する告知

mkpasswd -l によって /etc/passwd を作成した場合、セキュリティホールが生まれるという点には注意して下さい。

W2K 又は NT マシンで特定のディレクトリを共有するために「guest」ログインを有効にしている場合、 単にユーザ「guest」及び空のパスワードを利用するだけで誰でもそのマシンに ftp、telnet などを行うことが出来る「Guest」エントリが /etc/passwd 中に作成されます。 一つの解決方法は、ユーザマネージャで guest アカウントを殺してしまうことです。 匿名 ftp 用のユーザとして「guest」アカウントを利用しないのであれば、別の解決方法として /etc/passwd から guest エントリを削除することも出来ます。 パスワードなしでの対話的ログインを避けるために /etc/passwd 中のユーザのシェルエントリを /bin/false/bin/date のようなものにしてしまっても構いません。

自動的に「guest」ユーザが有効になるのは Windows NT の弱点であり、Cygwin の弱点ではないことに注意して下さい。

構成方法

利用した configure のオプションは次の通りです。

--prefix=/usr \
    --libexecdir='${exec_prefix}/sbin' \
    --sysconfdir=/etc \
    --localstatedir=/var

make を実行すると以下のようなメッセージが表示されますが、無視して下さい。

../rules.make:84: target `/usr/sbin' given more than once in the same rule.

リクエスト、エラーレポートなどは <cygwin@cygwin.com> へとお願いします。購読は簡単で、空の電子メールを <cygwin-subscribe@cygwin.com> へと送るだけです。

では、お楽しみ下さい。

Corinna Vinschen <vinschen@redhat.com>
Cygwin Developer
Red Hat Inc.

*1: 訳注: cygrunsrv のようなサービススタータの一種。

*2: 訳注: 「X on Windows」では HKLM\Software\HOLON\XonWindows\Program Options になります。

*3: 訳注: login や ftp を利用してシステムにログインした場合、ユーザのマウントポイントは利用出来ないということを意味しています。